バンクでの全力疾走後、何周で止まれるのか?

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バンクでちゃんと止まれるの?

ピストは本来ブレーキがない自転車です。最近では待ち乗りブームで、ブレーキ付きのピストが急増していますが、やはり、他の自転車に比べて止まるのに距離がかかるものです。

バンク、つまり競輪場などではピストのレースが行われます。このとき、選手は全力疾走します。当たり前ですが、止まることなんて考えていません。

では、最高速で走った後、どのくらいの距離でピストは止まれるのでしょうか?

1周あれば止まれます

日本のバンクは400Mが多いのでそれを基準にすると、1周で十分止まれます。半周だと分かりません。試したことがありませんが、ホームストレッチでゴール線を通過した後に、カントを登る、つまりバンクの外側に向かって急激な坂を登って失速させれば、もしかすると可能なのかもしれません。

また、高速から急激に減速しようとバックを踏むと、踏みすぎると前に吹っ飛びますし、何より脚に相当ダメージがくるので、変なことはせずに、適度にバックを踏んで減速しましょう。

慌てず、バックを踏むのはある程度減速してから

初めてバンクでのレースに臨んだ人は、ちゃんと止まれるかどうか気にするでしょうが、ゴール直後からしばらくは、意識してクランクの回転に抵抗をかけていきます。バックを踏むというより、脚の回転を悪くしてやるような感じです。慌てて本気でバックを強く踏むとお尻が持ち上がる恐怖に合うのでご注意。

ある程度低速になった時点で強めにバックを踏むようにすれば、安全にスムーズに停止してくれるでしょう。

止まることよりも障害物への配慮を

ここらへんはバンクなので、道がなくなることはありません。初心者の人でも慌てず、停止することより、まず他人やものにぶつからないようにすることを心がけましょう。

ただ、自分のレースが終わったのに、いつまでも本線レーン上を走らないようにしましょう。集団競技なら周りを見て、従えば大丈夫ですが、タイムトライアルなどの個人系は、いつまでも本線レーンにいると次の人に迷惑なので気をつけましょう。