自転車レースは危険?怪我はするの?

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はっきりと言います。怪我はしやすいです

自転車レースは他のスポーツに対して怪我をしやすいと言えます。

その理由は自転車はこけやすいからです…

普段の通勤、通学、お買い物などで自転車を乗っている限り、よっぽどのことがないとこけませんが、自転車レースは誰かが必ずこけるといってもいいほどこけます。また練習中でもこけます。

このこけることを落車と言います。落車=怪我と考えてもいいでしょう。

怪我の種類は擦過傷と言われる擦り傷が最も多く、ひどくなると骨折や脱臼があり、どれも自転車レースの世界では珍しい怪我ではありません。

また、立ちごけと言われる止まった状態から倒れてしまうこけ方でも怪我をすることがあります。

このように自転車レースは怪我をしやすいと言えるのですが、その理由は使用する自転車の特徴や競技の性格上に起因します。

ロードレーサーは低速時はバランスを崩しやすい

自転車レースに使われる自転車はロードレーサーを筆頭に早く走るための設計がされています。

ママチャリは低速でも安定しますが、ロードレーサーはある程度の速度が出ているときに安定するように設計されています。そのため、一度バランスを崩すと一気にコントロールを失うことになり、立て直すことが難しくなり落車してしまいます。

そしてレースになると速度が速くなるため、こけたときに地面に接触したまま滑ることになります。そのため通常の擦り傷より深く、広範囲に傷を負うことになります。

立ちゴケでも怪我をする理由は、ママチャリより比較的高いサドル位置で乗り前傾姿勢、初めてロードレーサーに乗ると結構地面から離れて高いことに気づくでしょう。

そのまま横に倒れるだけでも結構痛いのです。それだけで軽い打ち身になるほどです。

他人に巻き込まれて怪我することも多々ある

さらに単独でこけた場合には軽く済んだ状況でも、レースだと多数の競技者と一緒に走るため、他選手との機材との接触がさらに怪我をひどくする可能性があります。

落車する原因も機材トラブル、操作ミス、さらに他選手のこれら要因による巻き込まれなどがあります。自分が注意していれば怪我しないとも言えなく、運が悪ければプロ選手だって普通に怪我するのです。

ただ競技の種類によって怪我のしやすさはかなり変わります。タイムトライアルは単独走行によりこけにくく、ヒルクライムは速度が遅いことによりこけても怪我しにくいといった性格があります。

そのため、仕事に支障が出てはいけないとヒルクライムなどの安全なレースにしか出ない人もいるのが事実です。

ただ初心者ほど怪我しやすいのは確かです。

怪我をしないようにするにはどうすればいいのか?いち早く自転車と一体になること。そして冷静な判断力を身に付けること。それにはある程度の時間、自転車に乗り続け練習するしかないでしょう。

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