ツールドフランスなどの欧米プロレースを見ていると、空になったドリンクボトルをポンポン放り投げている映像をよく見るでしょう。
しかし日本のアマチュア自転車レースでは、それはやってはいけないものと考えておいたほうがいいでしょう。
プロの本格化レースでは、大会運営者側がしっかりしていいて、ゴミの回収スタッフがいたり、沿道のファンが記念品としてボトルを持って帰ります。
日本のアマチュアレースではそのような体制はまずありません。
しかし、仲間がいるポイント、補給ポイントであったり、沿道に人がたくさんいる場所なら捨ててもゴミになりにくいので可能な場合があります。そこでなら捨てても大丈夫です。
ただし仲間や誰からが拾ってくれる確信があればいいですが、放置される可能性があるようなところで捨てると大会運営者側から注意されることになるでしょう。
プロレースでも最近はエコの波に影響を受けて、誰もいないところでゴミを捨てると警告を受けたりするそうです。特にTV中継されている最中だとなおさらのようです。スポンサーへの影響もあるのかもしれません。
プロでさえこのようなことなのですから、日本のアマチュアレーサーはより一層の節度を守って参加する必要があります。マナーは絶対です。
そもそも自転車の地位が低い日本で、今現在の自転車レース開催を維持するのも結構大変な話です。ボランティアで成り立っている部分も大きいので、大会運営側の苦労を増やさない努力も必要です。
自転車は車に比べて排気ガスを出さないからエコである。このような文句を普段から並べていても、ゴミを好きなところに捨てていては本末転倒もいいところでしょう。
またあなたが観客の立場なら、近くに飛んできたボトルや補給食のゴミがあれば、できれば回収して処理して欲しいと願います。
ただ見に来た人にゴミ拾いさせるようなことは何ともおかしな話です。しかし、まだまだ自転車文化、レースの体制が大きくなく、大人数で運営側がコントロールできないので、このように観客に協力してもらうのは非常に助かることと思います。
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