スタートのペダルは落ち着いてはめること

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はまらなければ即アウト!?

一定距離のパレード走行がなく、静止した状態からヨーイドンでスタートするレース形式の場合、初心者にとってはペダルがスムーズに装着できるかどうかが一つの勝負のポイントとなります。

どうしても緊張してしまうため、普段なら気にならないビンディングペダルの装着が、見事に失敗して空振りすることがあります。

一度はめそこなうと、周りがどんどん前に行ってしまうため余計に焦り、さらに二度目も失敗ということがあります。そうなると集団から遅れてしまい、集団に追いつくまでに疲れてしまったり、最悪そのままレースが終わってしまうこともあります。

アマチュアレースのトップカテゴリーはそうでもないですが、下位カテゴリーだとペダルがはまらずスタートできない人が大体います。

このはまらないのを気にしすぎるのも失敗の原因の一つです。

焦りすぎての見切り発車は余計にはまらない

集団でスタートすると、先頭でもない限り、前の選手が動かない限り自分もスタートできません。集団半ばより後ろにいると、みんながどんどんカチカチとペダルをはめていく音がします。この音が焦りを生み出させますが、自分の前が動かない限りはこちらも動けないので焦っても仕方がありません。

これを焦りすぎて早めに地面から足を離してペダルをはめようとすると、前が詰まっているため前進できずさらにペダルをはめづらくなります。結局足を着きなおすことになり、その時点で前が動き出すとまたこれも焦ってしまいます。

前が動き出して、自分も軽く人踏みして動けるスペースが出来てから、ゆっくりと前進してペダルのはまっている足に体重をかけ、腰をサドルのほうへもっていきつつクリートをはめます。

先に先にと気が走りたくなる場面ですが、そうなればドツボにはまることもあります。

単純なことなのに難しく、しかもこれだけでレースが終わる可能性もあります。慣れるしかないのかもしれませんが、早すぎる動き出しだけはしないようにしたほうがいいと思います。

カテゴリ:レース中

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