ピストのギア板は厚歯と薄歯の違いがある

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厚みが2種類ありますよ

ピストにはギア板(前側のギア、チェーンホイールのこと)に厚みの違いがあります。厚歯と薄歯があります。

違いはそのまんま板の厚みです。普通は、厚歯を使います。薄歯は競技では使いません。街乗りでは薄歯が結構使われています。

チェーンも後ろギアも揃えること

厚歯には厚歯用のチェーンが必要です。ロード用のチェーンは変速のために薄く作られているので、厚歯には使えません。ピスト用を使うか、BMXやママチャリのチェーンが流用できます。

チェーンサイズが1/2"x1/8"と表記されているものが厚歯です、1/2"x3/32"が薄歯でロード用のチェーンが使えます。これを間違えないように。

また、後ろギアも厚歯なら厚歯用と揃える必要があります。

薄歯ギアに対して厚歯チェーンは確かに使えますが、隙間が多くてこれも問題ありです。意味はないのでちゃんと揃えましょう。

薄歯はロードのギア板が使える

薄歯を使うメリットは、このチェーンサイズでしょう。ピスト用のギア板は一枚5,000~8,000円ぐらいしてかなり高価です。しかもサイズが歯数一枚ごとにあって、揃えると大変です。

それに対して、薄歯用のチェーンならロード用のギア板を使えます。競技だと薄歯は頼りないですが、街乗りならこっちで十分と考える人が多いようです。何より、持ち合わせのギア板が使え、仮に違う歯数を買うにしても安く手に入るからです。

手持ちのクランクのPCDが問題

しかし、実際はPCDという問題があるので、手持ちのクランクのPCDサイズにより話が大きく変わってきます。これも少しややこしいので注意が必要です。

頑丈さを求めるなら、競技に出るなら、本格的にこだわるなら「厚歯」を選択すればいいでしょう。最近のピストブームまではこっちが当たり前でした。

ロードのギア板を使いたい、競技に出ない、軽くしたいのなら「薄歯」でいいでしょう。

基本的にどっちがどっちというわけではないので、チェーンとの組み合わせだけは間違えないように。