4km団体追い抜きの競技内容

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4人1組の中距離タイムトライアル

4km団体追い抜きは、4人1組で行う中距離のタイムトライアルです。通称「団抜き」と呼ばれます。

英語での呼び方はチームパシュート。スピードスケートでも同様の競技が行われていますね。

予選

予選で上位4チームを選出します。上位2位が決勝戦、残り2チームが3、4位決定戦になります。

スタートの様子

ホームとバックに二組の対戦チームが分かれます。4人がスタートラインに対して平行、もしくは斜めに並びます。発送機(スターティングブロック)があれば一番内側の選手がそれに、残りの選手は人に支えられます。号砲、電子音でスタートします。

一番内側の選手が先頭を走ります。続いて残りの選手が隊列を組みながら続いて加速していきます。一列に並び、先頭選手を風除けにして進みます。

先頭交代

先頭の選手は半周や一周などの間隔で先頭交代します。先頭交代は、先頭選手がバンク上部に上がります。登るといった方がいいかもしれません。すると隊列の先頭は、先ほどまで二番目だった選手になります。

バンク外側に上がった選手は、そのまま足を緩めることなく列の最後方に回り込みます。最後方選手の真横にぶつかりにいくような感じで、スムーズに隊列に付きます。慎重になりすぎると隊列から離れてしまい追いつけなくなります。

この先頭交代を繰り返して、体力を温存しながらベストタイムを目指します。

ゴール

ゴールは三人目の選手で計測されます。つまり、最終的には三選手さえ残っていればタイムが残ります。一人は最後まで走りきらないで、少し多めに先頭を走る作戦も可能です。

タイムについて

あまりアマチュアで実施されない競技ですが、参考までに学連のタイムをあげると、4分30秒前後でかなり速いと言えます(2010年より前の話なので今は記録が伸びているから違うかも)。学連インカレの優勝タイムがこれぐらいです。世界記録は4分を切っています。つまり平均時速60km以上で走ったことになります。