ホイール穴数は36H?

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NJS規格が36Hのため

レース向けのピスト機材をよく見ていくと、なぜかロードではめずらしい36Hのリム、ホイールが数多くあります。

ではピストのホイールは36Hが基本なのかというとそうではありません。

これはプロの競輪競争で定められている、NJS規格認定のリムが36Hだからです。よって、一般の人がこの36Hにとらわれることはありません。

最近では完組ホイールが全盛で、手組みホイール自体が珍しくなってきていますが、それでも32Hが主流で、36Hで組む人は少数派です。とにかく頑丈なもの、体重を気にして、クラシックな雰囲気がすきだから、などと理由は様々でしょうが、ピストだから36Hという人はあまりいません。完全にプロを真似たいと、本格派は36Hだと感じる人は意識的に36Hを選択しているかもしれません。

新たに組むなら32Hでも十分

手組みホイールだと32Hで十分な強度があると思います。28Hは微妙なところなので、もし新たにピスト用のホイールを手組みで組むなら32H、36Hがいいでしょう。ただし、36Hは32Hより入手性が悪くなっています。

今までの話はもちろんドノーマルの、背の低いリムで構成されたスポークホイールです。カーボンディープリムを使ったホイールや、コンポジットホイールは別の話です。

リムの背が高ければそれだけスポークは減らせますし、そもそもディープリムで32H以上がラインナップされていることが珍しいでしょう。

アマチュアでもスポークホイールは少数派に

最近は前輪もバトンホイールなど非スポークホイールを履く人が増えており、以前に増してスポークホイールを使う人が減っています。

国際レースになるとまずスポークホイールは見かけません。弱小国がたまに使っているくらいで、使っているとしたらカンパのPISTAですね。

ガールズケイリンはバトンからスポークホイールへ

ガールズケイリンはカーボンフレームにディスク、前がバトンというスタイルで始まりました。いわばケイリンスタイル。

しかし途中から風の影響を考慮してスポークホイールへと変更されています。室内だったらバトンのままだったのでしょうね。